小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

誠に申し訳ございません……の返信の返信

元記事を読む

誠に申し訳ございません……の返信(元記事)

二度目以降になるし、私へのレスはちょっと疲れるかもしれないから無理して返信しなくてもいいですが。ちょっとキツイことを言ったのでもう少し建設的な意見を。

>「誰からも好かれるようなキャラ」という設計思想が間違っているということに今更気が付いたんですよね。

それはいいことなんだけれど、実際にキャラクターを創作する時に「読者にとって魅力的なキャラクターを作るのが大事」なのは基本的に変わらないのは注意してくださいね。それが100%を目指そうと気負いこまなくてよくなったというだけで(個人的には読者の60%くらいの人気は維持したい派です)。

>例えば私の場合だと、北斗の拳のラオウはあまり好きではないです。

ハマーンの時もそうだけど、いきなり以前お気に入りと言っていたキャラをディスるのちょっと混乱するからやめて……せめて「このあたりは好きではない」とか、目星をつけて欲しい(汗
個人的にラオウに関しては、レイが当て馬的にやられたのがちょっと、という意識があるんだけど、当時のジャンプはあれでフツーです。フツーに強い主人公or味方キャラがさっくりやられて他キャラに交代しただけで好勝負になったりします。
だからいい歳した連中で、2ちゃんとかで大真面目に「強さ比較」とかやってるの見て呆れたこともあります。私はあれはただの演出だとしか思ってないから。

>……そう言えばガンダムSEEDにラスボスとの舌戦に終始圧倒されていた情けない主人公がいましたね。私がSEEDシリーズを見てモヤモヤするのはそれが原因だったのか。

SEEDがモヤるのは、同期に聞くと「結局、種割れ現象が何を意味するのかよくわからなかったところ」らしいんですけれど。まあ、SEED自体がファーストの焼き直し感が強い(←これはファースト世代の意見です)ので……。
そしてたぶん御父上のことだとSEED DESDINYは見せておられませんね、あれ見るとモヤる以前の問題が起きますので。

ちなみにジャンプ黄金期の「実力はともかく論破が強いキャラ」では、私は「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のヒュンケルを推しておきます。実は古いTRPGに「熱血専用!」というシステムがあるんですが、それの「お手本教科書」にジャンプ漫画からは北斗の拳とダイの大冒険が、ガンダムからはGガンがノミネートされています。

「熱血専用!」には論破例が乗っていて「悪役がこういう話題を振ってきたらこういう主旨で切り返せ!」というのが10パターンくらいに分けて分類されています。この手順を踏んだ後に必殺技を繰り出して終わらせるのがこのシステムの作法です。
つまり、注意して欲しいのは「悪役の主張が先であって、主人公の主張が先ではない」んです。ラ研の人でたまに見かけるのは「主人公は敵の行動に対処するもの」という意識がない人なんですけれど。

この点について言及しているのは、fate/stay nightで「正義の味方というのは、悪がいなければ存在できないもの」名探偵コナンで怪盗キッドが言う「怪盗は素晴らしいトリックを仕込む芸術家だが、名探偵ってのはそれを分析することしかできない連中」……というあたりですかね(原作者が、毎回トリックを捻りだすの必死とかボヤいてましたからなぁ……)。

ヒュンケルはちょうど主人公ダイ&ポップ(自分が強くなることに専念していればいい世代)と師アバン(自分が強いのは当然で、後進の育成にも力を注いでいる世代)の中間に位置していて、「一人の戦士としての強さは極めた。では、それ以外に自分は何をすればいい?」を模索している最中の期間が長いんですね。で、やったのは「対戦中の相手を説得して味方につける」という、仲間の育成ができるまではいってないけれど即戦力のスカウトはできる、ということをやっていたんですよ。「この口達者さは論破の強者が居並ぶジャンプ陣の中でも引けはとらんわ……」というのが身内での評価でした。

>「もしかしてエリカは主人公の器ではないのでは?」

A.「現状では判断不可」ということで。理由は何度も言っているので自分で気づいて。

>しかもこれまでのスレッドで指摘された「エリカの人間味が薄い」という最大の問題点がまだ解決していません(汗)

……実は私がエリカのイメージに近いと思うのに、「少女革命ウテナ」のウテナが上がるんですよね。彼女の人間味の無さにはちゃんと理由があるんですが。ウテナは最初、親友が生徒会(よくいるエリート連中)の一人に当てた告白の手紙が学園内に貼りつけられ晒し物になったのを怒り、生徒会にケンカを売りに乗り込みます。

この生徒会メンバーの中でベアトリクスに近いのはたぶん樹璃という女性キャラなんですが、彼女は二回あった戦闘で、実力ではウテナに負けていません。彼女に関するエピソードは他の連中よりも強烈なインパクトがありました。生徒会長に負けたウテナが再戦リベンジの際に持った剣も彼女に借りたもので、つかず離れずの面白い距離感がありましたね。

ウテナはエヴァと同時期の放映で、「セカイ系」が流行していた真っただ中の作品です。セカイ系は「自分の認識できる範囲を全てとみなす」「現実が複雑すぎて手に負えないと作者が認め、簡易化された世界」などの舞台設定なので、若い人でも世界構築をしやすいジャンルです。このへんである程度構成力を身に着けてから、もっと複雑でスケールの大きい世界観に取り組むというのもひとつの手段ではないかと思います。「箱庭的世界」なので、ゲーム要素との相性もいいんですよね。

もうひとつ、エリカとベアトリクスに近いと思ったのは「やじきた学園道中記」の主人公、矢島順子(通称やじさん)と篠北礼子(通称キタさん)ですね。やじさんは人情味あふれるタイプだけど数学は苦手、キタさんは文武両道だけどその冷静さで少しやじさんに譲るところがあるという感じ(やはり妹がいます。ようするにわかりやすい姉キャラでもある)。古い少女漫画ですがノリは潔すぎるほど時代劇&少年漫画です。

あんまり古い作品ばかり紹介するのもなあ、とは思うんですが、その古い作品もうまく噛み砕けていないようなのでいちおう紹介しておきます。
あと、なろう作品をあまり甘く見ないように。「とりあえず異世界転移or転生でないと閲覧されないからそのカテゴリにしている」だけで、実力のある人はしっかりオリジナリティや知識や描写力とかありますから。

ジャンプ黄金期の漫画やサンライズロボットアニメ→コンシューマーゲーム→web小説や動画、というように、活気のあるクリエイター達は居場所となる媒体を推移させています。
ロボットアニメが衰退していったのは、IT革命が進んで人型ロボットバトルの存在するリアリティを維持するのが難しくなっていった、というのも原因のひとつではないかと思います。

また、アニメや漫画のような一方通行の媒体よりもゲームのような双方向の交流がある媒体では、それだけ作品に対する没入感、共感度が高くなり、「他人事として眺めていられる作品」よりも「自分が主人公になった時に共感できるか」という受け手のモノサシが強く出ているような気がします。もうちょっと時代の流れを感じてみてほしいなあ、というのは余計なお世話かもしれませんが、若いうちからあんまり懐古主義に走らんといてって思ってしまいますわ……まあ、「一周まわって新しい」になる可能性もあるかもしれませんが。。

誠に申し訳ございません……の返信の返信

スレ主 鬼の王の墓標 投稿日時: : 0

ではここからはヘキサ様のレスへの返信になります。お待たせいたしました。

>>キラとクルーゼのやりとりは、演出的に不充分ではありますが及第点です。

確かにキラは世界に対して希望を持ち続けていますね。納得できるかどうかはともかくとして、ヘキサ様の挙げた理論をきちんと満たしています。
まあ演出的に不十分って断りを入れているということは、ヘキサ様も不満は感じているようですけど。
実際クルーゼに関しては、論破するには相手が悪すぎると思います。彼が世界に対して復讐する理由は許せるかどうかは抜きにして納得できるものですから。しかも本編後半では薬が切れて苦しんでいるシーンが何度もありましたし。
己に残された時間がわずかしかないと知っているからこそ、その復讐への覚悟は強かったんだと思います。これは論破するのは無理がありますね。

>>キラが「それでも絶望しないでくれ」という、何らかの希望を示す一例を挙げられればよりベターだったのかもしれないのですが。

それで彼が納得するとは思えないですが、ないよりはあった方がいいと思います。
不殺主義に目覚めたキラが憎しみという理由で殺さずにはいられなかったのは作中でもクルーゼだけですからね。
(ステラは殺さないともっと多くの人々が死ぬとわかっていたから悔しいですが上記にはカウントしてません)

総括すると接戦を作ること自体は大事じゃないんですね……
それを考えたらベアトリクスはそこまで扱いにくいキャラではないのかもしれません。仲間にするには強すぎる気もしますが、最終決戦だけ仲間になる形にすればインフレは抑えれる可能性もありますからね……

ゲームキャラ三人に関してはどれも聞いたことがありますね。
テイルズオブゼスティリアは風評だけしか知りませんが、俺の屍を越えてゆけ2の夜鳥子は「ゲーム作品悪女キャラまとめ」といった感じのタイトルの動画で見たことがあります。
実際にプレイしたわけではないのでもう記憶があいまいになってますが、正直夜鳥子はかなりひどいと思いました。あんな使い方をしたら小説の方の夜鳥子にもその作者様にも失礼だと思います。
ティファに関しては結構好きなキャラなので嫌われているのは正直ショックですね……
まあファイナルファンタジーはFF1のPSP版とディシディア無印しかプレイしていないので、他のシリーズには詳しくないのですが。
ちなみにFFで好きなキャラはウォーリアオブライト、スコール、悪役ではパラメキア皇帝とアルティミシア、セフィロスですかね。(どうでもよかったらごめんなさい)

>>ハマーンの時もそうだけど、いきなり以前お気に入りと言っていたキャラをディスるのちょっと混乱するからやめて……

……えっと、このことですが私にはラオウをお気に入りと発言した記憶はないです。
多分ヘキサ様は最初のスレッドで「ラオウの話に感服した」と言ったことを指しているのでしょうけど、あれはヘキサ様の諭し方に感服したという意図で発言したので、ラオウがお気に入りと発言したつもりはないです。
個人的にラオウが好きではないと思える根拠はフドウ戦ですかね。
フドウに恐怖して退いた時、フドウを射った部下にブチ切れて殺していましたけど、あの後ラオウは特に自分を罰している様子はなかったんですよね。
これには正直「退いたら死ぬ覚悟じゃなかったんかーい!」とツッコミたくなりました。
レイの件は別に気にしていません。あの後のユダ編で十二分に挽回していますので、あそこでレイが輝く布石と考えたら結果オーライなんじゃないかなとすら思ってます。
(私の好きな北斗の拳のエピソードは一番目が聖帝編で、二番目がユダ編です)
あとハマーン様は別にディスった記憶はないのですが……多分マルテナに対して自虐的な発言が多かったから誤解されたんでしょうね。
不明瞭な発言が多くてすみませんね……

>>なろう作品をあまり甘く見ないように。「とりあえず異世界転移or転生でないと閲覧されないからそのカテゴリにしている」だけで、実力のある人はしっかりオリジナリティや知識や描写力とかありますから。

私はどちらかというと異世界転生及び転移を嫌煙する側の人間なのですが……
以前も話した気がするのですが、オーバーロードと賢者の孫を知人に(彼曰くなろうを代表する悪い教科書の代表とのことです)読めと言われたのですが、どちらも一話目で拒否反応が出たんですよね……

最近ノベル道場と鍛錬室に短編ホラーの要素として異世界転生を組み込んでみた作品を投稿したのですが「なろう小説を好む層は確実に不快に思う」と発言した方がいました。
そういう感想を書く人を見ると今は「なろう小説を否定する者は存在を許されない時代」なのではないかと錯覚しそうになります。
最近の管理人様が挙げる記事もやたらなろう小説を持ち上げるものばかりですし……
掲示板を使わせてもらっている立場である身である私が管理人様に対して非難の声を上げることはあまりしたくないのですが、最近の管理人様はなろう小説に対して狂信的すぎるように見えるんですよ。
最近は第一研究室の記述と矛盾するような発言すら見受けられたのでかなり堪えています……

>>もうちょっと時代の流れを感じてみてほしいなあ、というのは余計なお世話かもしれませんが、若いうちからあんまり懐古主義に走らんといてって思ってしまいますわ

ごめんなさい……でも無理なものは無理です。
メアリー気味なキャラを量産しまくってる身の上の私がこんなことを言うのも変ですが、なろうの異世界転生チートは昔の自分の作品を見ているみたいで普通に不快です。強さに説得力があるなら納得するのですが、それが薄い作品が多いそうなので……
ちなみに最近の作品では「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います」という作品が自分の中では比較的好みにあうと思いました。
あれは強さに説得力があるので、なろう出身の作品の中では納得しています。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 自分の作ったキャラクターはメアリー・スーなのだろうか

返信する!
コメントは4500文字以内。

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

トップページへ ページの先頭へ

「自分の作ったキャラクターはメアリー・スーなのだろうか」の返信一覧

他の相談一覧

白髪碧眼武装メイドに合う肌は

投稿者 ルイス・アリス 回答数 : 2

投稿日時:

初めまして、ルイス・アリスと申します。本日は皆様に私のキャラである白髪碧眼のツンデレ属性のメイドの肌の色についての意見を伺いたいです... 続きを読む >>

小説を書くときの脳内イメージは?

投稿者 千歳 回答数 : 5

投稿日時:

皆さんは小説を書くとき、脳内でどんなイメージを思い描いて、文字に起こしていますか? ちなみに私は脳内イメージが「アニメ」なので、地... 続きを読む >>

オリ主とパーティメンバーの戦う動機

投稿者 悪魔ミュージック 回答数 : 1

投稿日時:

 まず復讐譚が思いつきました。コレはありですよね。妻子と親友をこ○された復讐とか。  もう一つは単純に人をこ○すのが楽しいからこ○... 続きを読む >>

▼書き込みの検索

▼投稿者の検索

小説の書き方Q&A:創作相談掲示板の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ