小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

誠に申し訳ございません……の返信

元記事を読む

誠に申し訳ございません……(元記事)

ヘキサ様、いつもお世話になっております。
ええ、まず追記の内容からですが……

>>その『具体性』を見つけるために世間に揉まれてきなって何度も言ってるんだけど、そこサボって自分の好きなバトル部分にしか目が行ってないんだもん
>>私も同じ部分の指摘ばかりでちょっとかなり疲れてるんだけど。
>>そしてそれが今の如月さんでは「願望」までで「具体性」が伴っていないから、具体例をいろいろ見てきなさいって言ってるんじゃー、ぜーはーぜーはー。

いつも同じ指摘をさせて誠に申し訳ございません……ヘキサ様の言う通りです。
これではマルテナやアンジーの相談をしていた頃から何一つ進歩していませんね……
これからは同じ手間をかけさせないようにしたいです。少なくともキャラクターに関する相談は差し控えようと思います……

では、内容に入りますね。

>>「誰からも好かれるキャラにしたい」という如月さんの願望はわかるんだけれど、それに具体性が伴ってないってことだよ。

このことなんですけど、実は私自身最近になって考え方が変わったんですよね。
休日に運動不足解消も兼ねて散歩していた時、町内会の掲示板にこんな張り紙を見たんです。
『お釈迦さまを嫌いな人もいた。「誰にも嫌われたくない」なんて思わなくていい』
この張り紙を見た時、私は「誰からも好かれるようなキャラ」という設計思想が間違っているということに今更気が付いたんですよね。

実際にプロが作った作品のキャラクターでも、誰にでも好かれるキャラクターは珍しいです。
例えば私の場合だと、北斗の拳のラオウはあまり好きではないです。
こんなことを言うと彼のファンの方には大変申し訳ないのですが、何で彼が人気なのかを理解できないくらい好感も魅力も感じません(汗)
北斗の拳のキャラクターではケンシロウ、レイと並んでトップクラスに人気なキャラクターであるのに、です。

プロが作ったキャラクターですらこういうことがあったりするのに、私みたいなアマチュアごときが誰にでも好かれるキャラクターなんて作れるはずがないんですよね
大変恥ずかしながら、それを自分自身で証明していることに今まで気が付いていませんでした(汗)

だから最近は「誰にも好かれるようなキャラクター作り」を意識するのはやめました。
ヘキサ様はベアトリクスも含めて「誰にでも好かれるようにしたい」と分析していましたが、私は嫌われる可能性が高いことを理解した上で構想を練っています。
自分でも彼女を客観的に見ると「キャラクターとしては好きだけど、恋人にはしたくないタイプ」だと思っています。

>>こういうバトルシーンでは純粋な強さよりも論破のほうが大事なの!!

……そう言えばガンダムSEEDにラスボスとの舌戦に終始圧倒されていた情けない主人公がいましたね。私がSEEDシリーズを見てモヤモヤするのはそれが原因だったのか。
これはいよいよ難しくなってきましたね……

そもそもこの学園ものは開発中止を本格的に考えた方がいい気がしてきました。
先ほどのラオウの話を書いている辺りで「もしかしてエリカは主人公の器ではないのでは?」という疑問が湧いてきてしまったんですよね。
しかもこれまでのスレッドで指摘された「エリカの人間味が薄い」という最大の問題点がまだ解決していません(汗)

開発中止自体は結構前から選択肢に入っていたのですが、私としてはどうしても使いたいキャラクターがいたため意地でも諦めないようにしていました。
しかし本文にいつまでも取り掛かれない苛立ちから、モチベーションも日に日に下がっています……率直に申し上げてこんなモチベーションで書いて良作にできる自信がありません。
こうなってしまったらもう作品自体に見切りをつけて、死蔵するには惜しいキャラクターだけを他の作品に移植した方がいい気がしてきました……

この作品が原因で掲示板の方に散々迷惑をかけてしまった事実を鑑みても、未熟な自分への罰として開発中止にしたいと思います。これまでお世話になりました。

追記 他の皆様へ

今日はヘキサ様への返信を書くだけで大分時間がかかってしまったので、他の方への返信はもうしばらくかかりそうです。

誠に申し訳ございません……の返信

投稿者 ヘキサ 投稿日時: : 0

二度目以降になるし、私へのレスはちょっと疲れるかもしれないから無理して返信しなくてもいいですが。ちょっとキツイことを言ったのでもう少し建設的な意見を。

>「誰からも好かれるようなキャラ」という設計思想が間違っているということに今更気が付いたんですよね。

それはいいことなんだけれど、実際にキャラクターを創作する時に「読者にとって魅力的なキャラクターを作るのが大事」なのは基本的に変わらないのは注意してくださいね。それが100%を目指そうと気負いこまなくてよくなったというだけで(個人的には読者の60%くらいの人気は維持したい派です)。

>例えば私の場合だと、北斗の拳のラオウはあまり好きではないです。

ハマーンの時もそうだけど、いきなり以前お気に入りと言っていたキャラをディスるのちょっと混乱するからやめて……せめて「このあたりは好きではない」とか、目星をつけて欲しい(汗
個人的にラオウに関しては、レイが当て馬的にやられたのがちょっと、という意識があるんだけど、当時のジャンプはあれでフツーです。フツーに強い主人公or味方キャラがさっくりやられて他キャラに交代しただけで好勝負になったりします。
だからいい歳した連中で、2ちゃんとかで大真面目に「強さ比較」とかやってるの見て呆れたこともあります。私はあれはただの演出だとしか思ってないから。

>……そう言えばガンダムSEEDにラスボスとの舌戦に終始圧倒されていた情けない主人公がいましたね。私がSEEDシリーズを見てモヤモヤするのはそれが原因だったのか。

SEEDがモヤるのは、同期に聞くと「結局、種割れ現象が何を意味するのかよくわからなかったところ」らしいんですけれど。まあ、SEED自体がファーストの焼き直し感が強い(←これはファースト世代の意見です)ので……。
そしてたぶん御父上のことだとSEED DESDINYは見せておられませんね、あれ見るとモヤる以前の問題が起きますので。

ちなみにジャンプ黄金期の「実力はともかく論破が強いキャラ」では、私は「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のヒュンケルを推しておきます。実は古いTRPGに「熱血専用!」というシステムがあるんですが、それの「お手本教科書」にジャンプ漫画からは北斗の拳とダイの大冒険が、ガンダムからはGガンがノミネートされています。

「熱血専用!」には論破例が乗っていて「悪役がこういう話題を振ってきたらこういう主旨で切り返せ!」というのが10パターンくらいに分けて分類されています。この手順を踏んだ後に必殺技を繰り出して終わらせるのがこのシステムの作法です。
つまり、注意して欲しいのは「悪役の主張が先であって、主人公の主張が先ではない」んです。ラ研の人でたまに見かけるのは「主人公は敵の行動に対処するもの」という意識がない人なんですけれど。

この点について言及しているのは、fate/stay nightで「正義の味方というのは、悪がいなければ存在できないもの」名探偵コナンで怪盗キッドが言う「怪盗は素晴らしいトリックを仕込む芸術家だが、名探偵ってのはそれを分析することしかできない連中」……というあたりですかね(原作者が、毎回トリックを捻りだすの必死とかボヤいてましたからなぁ……)。

ヒュンケルはちょうど主人公ダイ&ポップ(自分が強くなることに専念していればいい世代)と師アバン(自分が強いのは当然で、後進の育成にも力を注いでいる世代)の中間に位置していて、「一人の戦士としての強さは極めた。では、それ以外に自分は何をすればいい?」を模索している最中の期間が長いんですね。で、やったのは「対戦中の相手を説得して味方につける」という、仲間の育成ができるまではいってないけれど即戦力のスカウトはできる、ということをやっていたんですよ。「この口達者さは論破の強者が居並ぶジャンプ陣の中でも引けはとらんわ……」というのが身内での評価でした。

>「もしかしてエリカは主人公の器ではないのでは?」

A.「現状では判断不可」ということで。理由は何度も言っているので自分で気づいて。

>しかもこれまでのスレッドで指摘された「エリカの人間味が薄い」という最大の問題点がまだ解決していません(汗)

……実は私がエリカのイメージに近いと思うのに、「少女革命ウテナ」のウテナが上がるんですよね。彼女の人間味の無さにはちゃんと理由があるんですが。ウテナは最初、親友が生徒会(よくいるエリート連中)の一人に当てた告白の手紙が学園内に貼りつけられ晒し物になったのを怒り、生徒会にケンカを売りに乗り込みます。

この生徒会メンバーの中でベアトリクスに近いのはたぶん樹璃という女性キャラなんですが、彼女は二回あった戦闘で、実力ではウテナに負けていません。彼女に関するエピソードは他の連中よりも強烈なインパクトがありました。生徒会長に負けたウテナが再戦リベンジの際に持った剣も彼女に借りたもので、つかず離れずの面白い距離感がありましたね。

ウテナはエヴァと同時期の放映で、「セカイ系」が流行していた真っただ中の作品です。セカイ系は「自分の認識できる範囲を全てとみなす」「現実が複雑すぎて手に負えないと作者が認め、簡易化された世界」などの舞台設定なので、若い人でも世界構築をしやすいジャンルです。このへんである程度構成力を身に着けてから、もっと複雑でスケールの大きい世界観に取り組むというのもひとつの手段ではないかと思います。「箱庭的世界」なので、ゲーム要素との相性もいいんですよね。

もうひとつ、エリカとベアトリクスに近いと思ったのは「やじきた学園道中記」の主人公、矢島順子(通称やじさん)と篠北礼子(通称キタさん)ですね。やじさんは人情味あふれるタイプだけど数学は苦手、キタさんは文武両道だけどその冷静さで少しやじさんに譲るところがあるという感じ(やはり妹がいます。ようするにわかりやすい姉キャラでもある)。古い少女漫画ですがノリは潔すぎるほど時代劇&少年漫画です。

あんまり古い作品ばかり紹介するのもなあ、とは思うんですが、その古い作品もうまく噛み砕けていないようなのでいちおう紹介しておきます。
あと、なろう作品をあまり甘く見ないように。「とりあえず異世界転移or転生でないと閲覧されないからそのカテゴリにしている」だけで、実力のある人はしっかりオリジナリティや知識や描写力とかありますから。

ジャンプ黄金期の漫画やサンライズロボットアニメ→コンシューマーゲーム→web小説や動画、というように、活気のあるクリエイター達は居場所となる媒体を推移させています。
ロボットアニメが衰退していったのは、IT革命が進んで人型ロボットバトルの存在するリアリティを維持するのが難しくなっていった、というのも原因のひとつではないかと思います。

また、アニメや漫画のような一方通行の媒体よりもゲームのような双方向の交流がある媒体では、それだけ作品に対する没入感、共感度が高くなり、「他人事として眺めていられる作品」よりも「自分が主人公になった時に共感できるか」という受け手のモノサシが強く出ているような気がします。もうちょっと時代の流れを感じてみてほしいなあ、というのは余計なお世話かもしれませんが、若いうちからあんまり懐古主義に走らんといてって思ってしまいますわ……まあ、「一周まわって新しい」になる可能性もあるかもしれませんが。。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 自分の作ったキャラクターはメアリー・スーなのだろうか

返信する!
コメントは4500文字以内。

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

トップページへ ページの先頭へ

「自分の作ったキャラクターはメアリー・スーなのだろうか」の返信一覧

他の相談一覧

ファンタジーやメルヘンでのリアリティの度合いの決め方を教えてください。

投稿者 tokieda 回答数 : 8

投稿日時:

SFが「嘘っぽくない」ようになるため、あらゆる論理性によって本当のように見せているのに対し、ファンタジーはそもそもそうした努力をして... 続きを読む >>

書き慣れた人が駄作を書く意味

投稿者 大沢 朔夜 回答数 : 4

投稿日時:

お世話になっております。大沢朔夜です。 現在、新作小説の執筆の準備中です。 しかし、今回の作品はプロットの段階からいまいちで... 続きを読む >>

ラスボスになる主人公

投稿者 新人 回答数 : 5

投稿日時:

今プロット段階の作品なんですが、第一章の最後で主人公をラスボスにしようと思っています。最初はちょっと強めの普通の主人公だったのが、最... 続きを読む >>

▼書き込みの検索

▼投稿者の検索

小説の書き方Q&A:創作相談掲示板の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ