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同じ場面を2、3回読ませることの是非について (No: 1)
スレ主 ドラコン 投稿日時:
ドラコンです。何度も質問している、鉄道が存在する中華風後宮ファンタジー『寿国演義 銀鈴、牢獄で幽霊と邂逅す』(仮称)の追加質問です。既に半分程度は、書いています。
作中の重要キーワードである、演劇≪新人女官伝≫(あらすじは、プロットの後に記載)は、数え方にもよりますが、2、3回は、以下のようにまとまって出てきます。
1、プロット【序】で、牢屋に入れられた銀鈴と侍女2人が、≪新人女官伝≫を話題にする。
2、プロット【破】で、幽霊皇后(麹香々)に≪新人女官伝≫の内容説明をせがまれて、細かく説明する。
3、プロット【急】の〈おまけ〉で、幽霊皇后(麹香々)にせがまれて、≪新人女官伝≫の一部場面を上演する。
同じ場面を、最大3回も読ませて良いのでしょうか? というより、読ませるべきではないでしょうね。私が読んだ小説でも、同一場面を主人公、ヒロイン、副主人公それぞれの視点、つまり3回書いてあるものがありました。正直、ストーリーが進まず、イライラしましたね。
特に「3」は不要かな? とは思います。若干詳しいとはいえ、内容も、表現も「2」とそれほど変わらないような感じがします。幽霊皇后(麹香々)に見せるための公演は、地の文で「≪新人女官伝≫のうち、〇〇の場面が上演された」とだけ書いて、逃げたほうが良いのでしょうか?
●プロット(最新版)
【序】
後宮内で、主人公の皇后・銀鈴は、侍女2人とともにコオロギ相撲賭博に興じていた。そこを、皇帝・仁瑜と、仁瑜の側近であり最高裁長官兼検事総長兼法相の忠元に見付かり、侍女共々逮捕される。この時、大規模な賭けコオロギ相撲賭博大会の証拠が発見され、押収される。
その後、拷問部屋で忠元の部下で、判事見習の少女・芳雲から、芝居がかった取り調べを受ける(拷問はなし)。
牢屋に入れられた銀鈴たちのもとに、女官に変装した仁瑜と皇太后が訪れる。仁瑜が銀鈴に、「大逆罪ならともかく、賭博罪なら計画段階を処罰する法はない」と言う。これで、銀鈴は侍女2人と一緒に、「コオロギ相撲賭博ブームを押さえるための『生贄』にされた」と認識する。
また、皇太后が作った「謎のお守り」も差し入れられる。効果は分からぬが、後宮の牢屋には「幽霊が出る」とのウワサが強いので、「幽霊除け」のお守り、と銀鈴と侍女2人は考えた。
【破】
銀鈴と侍女2人は、忠元による裁判で「賭博の咎により、当分の間の労役刑」を宣告される。労役の朝、朝食が食べる直前に消えた。銀鈴たちは、「幽霊に朝食を食べられた」と代わりを求めるが、牢番は「既に朝食は出したのだから、規則で代わりはない」と拒否する。
銀鈴たちは、労役の庭掃除中に、空腹に耐えかねて庭木のイチジクを無断で食べる。これが「獄則違反」とされ、懲罰房行きとなる。
懲罰房で就寝中、急に寒気を感じて目覚めた銀鈴たちの目の前に、囚人の幽霊が現れる。この幽霊こそが、300年前にその懲罰房に収監されていた、悲劇の踊り子皇后・麹香々(きくこうこう)だった。香々は、仁瑜の祖父母の祖母の曾祖父の姉。
香々は、銀鈴が「当代の皇后」と知り、興味を持った。銀鈴たちがなぜ牢屋に入れられたのか、特に銀鈴が「皇后なのに、牢屋慣れ」している理由を尋ねる。
銀鈴たちは、この質問に答える。香々は、その答えの中で、「香々が、嫉妬した側室の讒言により投獄され、獄死した事件を基にした演劇≪新人女官伝≫で、銀鈴が主役の≪新人女官≫を演じた」ことに、食らいつく。この≪新人女官伝≫の内容について、詳しい説明を求める。銀鈴たちは、その内容を詳しく説明する。
香々は、銀鈴が徹底した自己稽古をしたことを知り、同じ舞台人として感ずるところがあり、銀鈴を大いに気に入る。
【急】
香々は、銀鈴たちが身に着けている「お守り袋」を気にし、「裁縫道具を持ってくるから開けてみよう」と言い出す。開けてみると、中身は「幽霊除け」ではなく、正反対の「幽霊おびき出し」の霊符だった。
これで、銀鈴は同じ「生贄」でも「コオロギ相撲賭博ブームを押さえる」ではなく、「幽霊おびき出し」の生贄にされたと悟り、ブチギレる。理由は生贄にされたこともあるが、それ以上に「食い物の恨み」。ほぼ1日、断食を強制された。香々が朝食盗み食いのお詫びとして、牢番の夜食を盗んできたが、朝食は食べそこない、昼食は規則(懲罰房の食事は朝夕2回)で出されず、夕食も規則で重湯同然の薄い粥とお情けの漬物。
夜が明け、朝食が届けられた際、香々が懲罰房を出て、牢番を脅して、懲罰房の扉を開けさせる。銀鈴が、牢番を詰問する。牢番の答えは、銀鈴の推測通り、銀鈴たちの懲罰房送りは「幽霊退治のための忠元の策」。
銀鈴は、自身の住まいである皇后宮に忠元と仁瑜を呼び出す。忠元は「全て銀鈴の推測通り」と認め謝罪する。怒りが収まらぬ銀鈴は忠元を、雷符で攻撃する。が、不発に終わり、気絶する。そこに、仁瑜が遅れてやってくる。
仁瑜に介抱され、目を覚ました銀鈴は、「幽霊退治をしたかったら、初めからそう頼みなさい! 囚人役ならやってあげたのに」と、怒りが収まらない。香々から、「銀鈴が『本物の囚人』だったから、出てきたのよ」と言われて、銀鈴は怒りを収める。
幽霊騒ぎ収束のため、霊廟において、祭祀を行い、香々を大々的にお披露目する。
〈おまけ〉
香々のお披露目祭祀の後で、香々に見せるため、≪新人女官伝≫の一部が上演される。
香々が、「都から故郷まで列車で35時間で行ける」「故郷で取れた新鮮な果物が都で簡単に手に入る」ことで、鉄道に興味を持った。香々に鉄道を見せることを兼ねて、事件解決のご褒美で、離宮へ日帰りの温泉旅行をする。
●≪新人女官伝≫(仮称)の配役とあらすじ
・配役
≪新人女官≫と公主 銀鈴
悪妃と公主付侍女 皇太后
悪妃付侍女(≪新人女官≫の先輩) ≪侍女A≫≪侍女B≫
公主付侍女頭 香々(幽霊皇后)のそっくりさん
・あらすじ
嫉妬から、讒言で幽霊皇后の投獄に成功し、幽霊皇后を死に追いやった悪妃は、そのたたりで毎夜悪夢にうなされていた。
そのストレスのはけ口に、≪新人女官≫を虐待していた。ある朝、≪新人女官≫は悪妃に洗面用の水をぶっかけてしまい、それが「不敬罪」とされ、投獄される。
≪新人女官≫は、公開で百叩きの上、無期限の重労役の刑に処される。そして、労役として、悪妃宮中庭の石畳磨きを命じられる。
連日の重労働と虐待、空腹に耐える≪新人女官≫は、夢の中で公主(姫)に転生し、同時に悪妃も公主付侍女に転生。そして侍女頭と共に、公主付侍女(悪妃)を「馬」にして、「お馬さんごっこ」をする。
悪妃は連夜の夢の中での「馬」扱いの心労で、死亡。悪妃の讒言を聞き入れた≪悪帝≫も、長年の不摂生がたたって死亡。
≪悪帝≫のまた従弟の王子が新帝として即位。≪新人女官≫も釈放され、新帝付の侍女となる。その後、≪新人女官≫は新帝に見初められ皇后となった。
・補足
銀鈴が初主演(≪新人女官≫役)を務めた後宮劇団の演目。香々を獄死させた玉雉の後日譚。舞台の王朝「寿国」とは、別の「架空王朝」での出来事との体裁を取っている。
●関連スレッド
「寿国演義 銀鈴、牢獄で幽霊と邂逅す」(プロット)
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「作中で演劇が話題になる場合の、その演劇のあらすじの扱いは?」
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カテゴリー: ストーリー
この質問に返信する!同じ場面を2、3回読ませることの是非についての返信 (No: 2)
投稿日時:
それは内容次第かと。一般論として是か非か考えても意味はなく、まず確認するべきことは必要が有るか無いかではないでしょうか?
A)必要があり、くどくならないように上手く書かれている。 → 是
B)必要があるが、書き方に問題があり読者に冗長と感じられそう。 → 是とも非とも言えない。
C)必要性は薄いが、上手く書かれている。 → 是とも非とも言えない。
D)必要性が薄く、書き方にも問題がある。 → 非
E)そもそも必要性がまったくない。 → 非
F)むしろ無い方がよい。 → 非
Aならまったく問題ないですよね。
BとCは微妙。必要性があるだけで是とは言えず(B)、必要性が薄くても上手く書かれていればそれなりに効果的な場合もあります(C)。
Bの場合の対処は、
B-1)書き方を修正する。
B-2)本当に必要性が強いのかどうかを再検討し、場合によっては入れるのを諦める。
となります。
一方、Cのような要素は、読者に冗長さを感じさせず、ストーリーの流れに自然な起伏やリズムをつけるなどの効果があるなら是だと思います。
D~Fは論外。
で。
ご質問の案件については、1はCかD、2はAかB、3はC~Dのどれかだと思われます。
1・2ですが、序盤に会話などで仄めかしておいて中盤で詳しく伝えるということですよね。これは常套的な手法で、特に問題は感じませんが。なので、書き方さえ気をつければ普通にC・A。
3は蛇足になってしまう危険はありそうですね。
しかし工夫すればエピローグの余韻として使え、Cに化ける可能性も無くはない気がします。映画だったらエンドロールが重なってくるような使い方のイメージです。
1~3共、一応必要性と効果は再検討した上で、行けそうだと思ったらやってみればいいのでは? あまり簡単に断念するのも、弱気すぎて悪手になることが多いものですよ。
同じ場面を2、3回読ませることの是非についての返信の返信 (No: 3)
投稿日時:
>あまくささん
いつもありがとうございます。ドラコンです。
>3は蛇足になってしまう危険はありそうですね。
>しかし工夫すればエピローグの余韻として使え、Cに化ける可能性も無くはない気がします。映画だったらエンドロールが重なってくるような使い方のイメージです。
まさに、懸念はご指摘の通りです。「3」は「2」のコピペになってしまいそうです。無理に「3」の場面を入れるよりは、「2」の場面を充実させたほうが良いかな? という感じです。
エピローグなら、≪新人女官伝≫の上演よりも、温泉旅行のほうになりそうです。
早く書いてこのサイトに投稿したい気持ちが半分、書きたい衝動がある程度収まって、めんどくさくなっているのが半分、と執筆意欲が揺れています。
同じ場面を2、3回読ませることの是非についての返信の返信の返信 (No: 4)
投稿日時:
物語の本筋がどこで決着するのか、ということを意識されているでしょうか?
このストーリーの本筋は、賭博騒ぎとお転婆な皇后へのお仕置きを装った幽霊問題の解決ですよね? で、その幽霊問題はストーリー的には、
>仁瑜に介抱され、目を覚ました銀鈴は、「幽霊退治をしたかったら、初めからそう頼みなさい! 囚人役ならやってあげたのに」と、怒りが収まらない。香々から、「銀鈴が『本物の囚人』だったから、出てきたのよ」と言われて、銀鈴は怒りを収める。
ここで決着しています。ストーリー上の謎と問題点はすべてここまでで解消しているので、霊廟の祭祀も解決後のイベントに入ります。すなわちプロット的にはここから後はすべてエピローグ。そう考えるとエピローグに三つもイベントを詰め込んでいることになり(霊廟祭祀、演劇、温泉旅行)、かなりバランスが悪いです。
なので温泉旅行をエピローグ(の中心)にするなら演劇だけでなく、霊廟祭祀もイベントとしては余計で、数行の叙述で済ませるくらいにした方がよいと思います。
同じ場面を2、3回読ませることの是非についての返信の返信の返信の返信 (No: 6)
投稿日時:
>あまくささん
ドラコンです。再度ありがとうございます。
>ここで決着しています。ストーリー上の謎と問題点はすべてここまでで解消しているので、霊廟の祭祀も解決後のイベントに入ります。すなわちプロット的にはここから後はすべてエピローグ。そう考えるとエピローグに三つもイベントを詰め込んでいることになり(霊廟祭祀、演劇、温泉旅行)、かなりバランスが悪いです。
>なので温泉旅行をエピローグ(の中心)にするなら演劇だけでなく、霊廟祭祀もイベントとしては余計で、数行の叙述で済ませるくらいにした方がよいと思います。
オマケ自体、なくても大丈夫そうですね。幽霊に「未来を見せる」なら、鉄道に乗せたほうが分かりやすいですよね。
演劇は、幽霊が出た段階で結構細かく話していますので、繰り返す必要性は薄いですからね。霊廟祭祀も、中国史本を引っ張り出して、祭祀関係の記述を拾ってはみました。ですが、中華料理を食べたり、温泉に入ったりするよりも、イメージがわかないですね。
あまくささんのおっしゃる通り、触れるにせよ、数行程度簡単に書くのが良さそうです。
同じ場面を2、3回読ませることの是非についての返信 (No: 5)
投稿日時:
結論から先に申し上げると、具体的に≪新人女官伝≫の内容を語るのは、〈おまけ〉の上演の一度で充分ではないかとなります。それ以上はくどいでしょう。
1.御作では≪新人女官伝≫の内容は最後の種明かしに向きそう
お示しの最新プロットでは、各章の直接のつながりは薄そうで、それだけに各章それぞれで、いわばその場のノリ重視のテンポのよい、見栄えするシーンで目を引くものにできそうです。自分なりに話の流れをまとめなおしてみますと、以下の感じでしょうか。
1:主人公 銀鈴はコオロギ賭博の罪で投獄、ただし隠れた原因忠元の思惑は別(幽霊退治)。
↓
2:主人公 銀鈴は刑務所の処遇に耐え兼ねて行った違反で懲罰房へ、ただし隠れた原因は幽霊皇后の盗み食い。
↓
3:主人公 銀鈴は懲罰房で幽霊皇后と遭遇して意気投合(幽霊皇后題材の演劇の主役だから)。
↓
4:主人公 銀鈴は幽霊皇后を外の世界に連れ出し、もてなす。
3から4前半はおそらく御作のクライマックスになりえます。テーマを「友達」としてみますと、銀鈴に友達(幽霊皇后=香々)ができ、その友達のために尽くすパートになりますので。
幽霊皇后が銀鈴に親和的になり、釈放に力を貸すのは、銀鈴が≪新人女官伝≫で幽霊皇后の恨みを晴らす役を演じることにありそうです。となると、最後に〈おまけ〉で≪新人女官伝≫が上演されるのは、その種明かしに使えます。
牢内で演劇の話を、内容を読者に伏せて、銀鈴から幽霊皇后にし、途端に幽霊皇后が態度変化したとします。読者には理由が分かりません。しかしとりあえずは投獄という状況の脱出です(及び関係者への仕返し)。
釈放後に幽霊皇后が忠元に怒るも幽霊皇后が宥めるのは、本物の囚人という理由ですね。ただし、それは公式にはそうされたということで、理由が別にある投獄であったのはプロットから明らかです。幽霊皇后が銀鈴に同情したくなる事情であるはずです。
その2つ(銀鈴と香々が友達になれた理由)を最後(〈おまけ〉)の演劇上演で明らかにするとすれば、内容を詳しくは語らないほうが劇的にしやすいように思います。途中までで読者に明かすのは「無実の罪で獄死した皇后の芝居」くらいでしょうか。
2.別プロットなら、≪新人女官伝≫を繰り返し説明することもあり得る
お示しのと別のプロットならば、≪新人女官伝≫を何度か説明しても自然な運びも可能でしょう。例えば、物語中盤までで示される≪新人女官伝≫(旧)と最後に上演される≪新人女官伝≫(新)が別のプロットになるように持っていくドラマにしてみる。以下のようなものが思いつきます。
・≪新人女官伝≫(旧):幽霊皇后 香々は妃を陥れて皇帝に取り入り、その罪がバレて獄死するも、なおも祟った悪人・怨霊で、最後に新人女官に祓われる。
・≪新人女官伝≫(新):幽霊皇后 香々は前妃(悪妃)に陥れいれられて獄死するも、新人女官により恨みと濡れ衣が晴らされる。
1:銀鈴はコオロギ賭博の罪で投獄、ただし隠れた原因忠元の思惑は別(幽霊退治)。
↓
2:銀鈴は刑務所の処遇に耐えかねて行った違反で懲罰房へ、ただし隠れた原因は幽霊皇后の盗み食い。
↓
3:銀鈴は懲罰房で幽霊皇后と遭遇、幽霊皇后からの祟りとして1~2が起こったことを知る。
→理由は幽霊皇后が銀鈴を悪妃だと思い込んだから(幽霊皇后は、死んだ時点で時が止まっている)。
↓
4:銀鈴は主演する≪新人女官伝≫(旧)を根拠に、幽霊皇后こそ悪人と詰る。
↓
5:幽霊皇后 は≪新人女官伝≫(旧)の筋を銀鈴から聞き、事実無根と憤る。銀鈴も誤解を解いて同情。
6:対立から一転して意気投合した銀鈴と香々は協力して獄を出て、皇帝らに香々に起こった事実を訴え、追跡調査で証言が確認される。
↓
7:香々の名誉回復のため、≪新人女官伝≫(旧)は≪新人女官伝≫(新)に書き直され、銀鈴主演で上演される。
↓
8:それを見届けた香々は満足して昇天する(ないしは宮中に居つく)。
こうしておくと、≪新人女官伝≫の筋立てが香々と銀鈴に深く関わりますので、作中できちんと語る必然性が出ます。
ドラマ理解のため、読者にその内容のポイントを覚えてもらう必要が生じるということでもありますんで、セオリーとしても手を変え品を変えて繰り返すべきとなります。
同じ場面を2、3回読ませることの是非についての返信の返信 (No: 7)
投稿日時:
>手塚満さん
ご回答ありがとうございます。ドラコンです。
>結論から先に申し上げると、具体的に≪新人女官伝≫の内容を語るのは、〈おまけ〉の上演の一度で充分ではないかとなります。それ以上はくどいでしょう。
先にご回答いただいたあまくささん宛の返信でも述べましたが、〈おまけ〉の上演自体が、「蛇足」になりそうです。そもそも、〈おまけ〉は〈おまけ〉ですから、なくても大丈夫そうですし。
>1、プロット【序】で、牢屋に入れられた銀鈴と侍女2人が、≪新人女官伝≫を話題にする。
プロットのほうでは、書かなかったのですが、ここでの≪新人女官伝≫の話題は、以下の感じです。
1、銀鈴が着せられた囚人服が、「≪新人女官伝≫で、銀鈴が囚人役でもある≪新人女官≫役で着ていた『舞台衣装』だった」。これに銀鈴がツッコむ(ちなみに、同時に捕まった侍女2人の囚人服は新品)。
2、銀鈴がやたらと「牢屋慣れ」の発言を繰り返す。これに、侍女2人から、「さすがは≪新人女官伝≫で囚人役(≪新人女官≫役)」をやっただけのことはある、とツッコまれる。
同じ場面を2、3回読ませることの是非についての返信の返信の返信 (No: 8)
投稿日時:
丁寧な補足説明を頂きまして恐縮です。
おまけはおまけということはスレ主さんのご構想から出たことで仰る通りですし、牢屋慣れしている理由は作中劇≪新人女官伝≫に関わるものだというわけですね。そこは幽霊皇后と関わるポイントになるということになってきそうです。
ただ、申し上げたいポイントを言葉を変えて申せば≪新人女官伝≫の具体的内容を読者に開示するのを、どの時点で行うかということになります。
御作では、主人公に対するドラマ的な障壁は幽霊皇后でありそうです。投獄するのは忠元らですが、主人公にも隠すミッションは幽霊皇后の処置ですね。主人公の勝利条件は獄を出ることではなく、その条件である幽霊皇后をいかにするか。
これは幽霊皇后と主人公(銀鈴)の関係性いかんで決まって来る問題です。そして幽霊皇后は≪新人女官伝≫における過去の悲劇の人物であり、その劇中劇で詳細が語られている。となりますと、御作で≪新人女官伝≫の詳細を語れば、読者には主人公が幽霊皇后をどうすべきか、いかにするかが見えて来ることになります。
もし獄中で、主人公と幽霊皇后との間だけではなく、読者にも≪新人女官伝≫の内容を明らかにしますと、主人公と幽霊皇后の為すべきことはほぼ決まり、後は一本道になりやすい。ストーリーは進むが、もうドラマは発生しないということになります。
しかし、御作のストーリー進行からしますと、主人公と幽霊皇后の間では獄中で≪新人女官伝≫の内容が共有されなければならないわけですね。そうでないと獄を出るために協力しないはずですから。しかし2人は情報を共有して、意思決定も行って、協力しての動きを見せる。ここ自体は一本道です(その一本道に障害物が置かれるにせよ)。
となると、読者に対してどうするか、になります。主人公が何をどうして為すかは読者にも知らせておいて、その場その場のノリや、何をすればいいか分かってるけど、なかなかうまく行かないドタバタ等を面白く描くということなら、獄中で読者にも≪新人女官伝≫をはっきり知らせておけばいいでしょう。
そうではなく、主人公の行動が一連のドラマに仕立てたいとします。それなら、例えば最後のオチとして、主人公(たち)の意図を演劇内容で示し、そこまでの行動の意味が一気に明らかになるようにすれば、インパクトを生じさせることが可能です。
どちらでもいいし、それ以外のやり方もあろうと思いますが、せっかく劇中劇を詳しく設定し、作中でも積極的に用いたいとお考えのようですので、≪新人女官伝≫の内容を読者に示すタイミングは遅めにしてはどうかと思った次第です。その場合、おまけはおまけとは限らないことになります。
同じ場面を2、3回読ませることの是非についての返信の返信の返信の返信 (No: 9)
投稿日時:
>手塚満さん
再度ありがとうございます。ドラコンです。
質問を投稿した上に、二度もご回答いただいておいて、こういうことを申し上げる失礼を、あらかじめお詫びします。
この話は、ひと言で言えば「銀鈴が、幽霊皇后(麹香々)に気に入られる」です。
幽霊皇后(麹香々)が出現し、銀鈴自身が投獄された理由は「幽霊調査」と気付けば、この話は終わりです。牢番の前に幽霊が出ていけば、忠元側の目的は達しています。
ですので、この時点では銀鈴が幽霊を隠す必要はありません(忠元側が「幽霊は問答無用で、『退治』」と動いていれば別です。ですが、銀鈴投獄はあくまでも「調査」が目的)。
「銀鈴たちが幽霊の存在を隠す。そのために牢屋暮らしが長くなる」との案も考え付きました。ただ、隠す理由もないし、銀鈴が「幽霊調査の囮にされた」と認識すれば、ブチギレます。どうにもこうにも、その後の展開が不自然に感じられました。
結局、複雑な話にしても、まとめ切れそうもありません。そのため、幽霊が現れた時点で、幽霊に≪新人女官伝≫の詳しいあらすじを話して、終わりにしました。
質問冒頭で書いた通り、既に半分程度書いています。それも、香々が出現し、香々に≪新人女官伝≫のあらすじを話す場面です。また、あまくささん宛の返信でも書いた通り、早く書いてこのサイトに投稿したい気持ちが半分、書くのが面倒に感じる気持ちが半分です。
質問の目的も、構想を膨らませるよりも、不要な部分を削る、との面が強いです。
さらに補足として、「1、プロット【序】で、牢屋に入れられた銀鈴と侍女2人が、≪新人女官伝≫を話題にする」の部分では、≪新人女官伝≫のストーリーは断片的です。全体像を明らかにするのは、「2、プロット【破】で、幽霊皇后(麹香々)に≪新人女官伝≫の内容説明をせがまれて、細かく説明する」のほうです。
同じ場面を2、3回読ませることの是非についての返信の返信の返信の返信の返信 (No: 12)
投稿日時:
再び、詳しい御説明を頂きましてありがとうございます。とは申すものの、多少当惑しております。こちらから申し上げていることに対し、スレ主さんが仰ることがどうも噛み合わないように感じると申しますか。しかしおそらくは原因は自分の説明が拙いからでしょう。
もう一度だけ、要点を中心に説明してみます。
まず、あまくささんのNo: 2以降の良回答は自分のより先にあり、重複は避けております。場合分けをしての分かりやすいご回答ですね。自分も考え方等、大変に参考になります。
そのご回答と重複しないことを申し上げてみております。それも劇中劇≪新人女官伝≫詳細をいつ読者に明かすか、という点です。獄中等のタイミングでの情報開示については、あまくささんが言及されておられます。
ですので、最後の最後(おまけのタイミング)で劇中劇≪新人女官伝≫詳細を明かす場合の効果について説明いたしました。最初の回答では具体的、かつ御作と被らないよう、別プロット例も出してみました。
かつ、2回目の回答では、読者に開示するタイミングについて、ということも申し上げました。御作で主人公 銀鈴が幽霊皇后に劇中劇≪新人女官伝≫詳細を伝えるのはプロット上決まってまして、これは動かせるわけがありません。
それを読者に明かすのがいつか、という案です。作中キャラの行動は変わりません。変わるのは読者が受ける印象です。自分が申し上げたのは、「遅くに明かすと、こういう印象が出せる」ということです。
劇中劇の説明を削る、というのはご質問にあります。それを踏まえて、終盤以前での説明を削った場合の話をしております。物語内容を複雑にするものでもありません。ご質問趣旨に外れるものではないはずです。
さらにもちろんのことですが、御作内容をこう変えたほうがいい、というようなものではありません。仰る範囲内で、まだ言及がなさそうな部分についてはこうなりそう、という話をしているつもりです。
ですので、仰ることを図りかねております。ただ、それは自分の説明に何か根本的な欠陥があり、かつ自分ではそれが何か気付けなくて、こうなっているのだろうと思います。もし上記説明で伝わればよいのですが、そうなりませんでしたら、自分の文章がマズいことに原因があります。予めお詫びして、他意がないことだけはお伝えしたいと存じます。
同じ場面を2、3回読ませることの是非についての返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 14)
投稿日時:
>手塚満さん
ドラコンです。コメントありがとうございます。
>多少当惑しております。こちらから申し上げていることに対し、スレ主さんが仰ることがどうも噛み合わないように感じると申しますか。しかしおそらくは原因は自分の説明が拙いからでしょう。
>仰ることを図りかねております。ただ、それは自分の説明に何か根本的な欠陥があり、かつ自分ではそれが何か気付けなくて、こうなっているのだろうと思います。もし上記説明で伝わればよいのですが、そうなりませんでしたら、自分の文章がマズいことに原因があります。
上記ご回答につき私見を申し上げます。ひとことで言って、「質問を深読みし過ぎ」です。深読みされたため、ご回答が複雑になって、正直理解しがたく感じます。
本質問は、「同一の場面を、(多少表現が変わったとしても)2、3度読まされると、くどくならないか?」です。
ですので、No.5でのご回答のこの一文で足ります。これ以上のご回答は不要でした。このように、くどいか、くどくないかを、簡潔にお答えくださっていれば、私も「ご回答が理解しがたい」とは申し上げることはありませんでした。
>結論から先に申し上げると、具体的に≪新人女官伝≫の内容を語るのは、〈おまけ〉の上演の一度で充分ではないかとなります。それ以上はくどいでしょう。
また、本質問は、質問冒頭で「既に半分程度は、書いています」と記した通り、執筆を始めており、「構想段階は過ぎて」おります。したがって、手塚さんのご回答は「構想段階」であれば、理解もでき、参考になったかもしれません。
ご無礼につき、あらかじめお詫びします。あえてこのような言い方をしますが、他の部分ははっきり言って「蛇足」です。この「蛇足」のために、ご回答が非常に分かりにくくなっています。
>まず、あまくささんのNo: 2以降の良回答は自分のより先にあり、重複は避けております。
また、あまくささんのご回答との重複を避けられたために、手塚さんのご回答がますます分かりづらくなっています。
ご回答が他の方と重複しても、それは気にされる必要はないのではありませんか?
こちらの管理人・うっぴーさんのブログ「小説の批評のやり方講座。評価項目と7つのポイント」には、こうありました。
「できれば複数の人から批評をもらう。複数の人が同じ指摘をしたら、それは真実である可能性が高いです」
https://www.raitonoveru.jp/cms2/2019/08/07/45144/
本質問でいえば、「同じ場面の繰り返しはくどい」とのご回答が複数あれば、「やらないほうが良い」と判断できます。
同じ場面を2、3回読ませることの是非についての返信 (No: 10)
投稿日時:
お久しぶりです、虫のように現れました(`・ω・´)シャキーン
分かりにくいです!!
ぼうとうから、どうも演劇の演目じみた感じになりすぎて分かりにくい気がします。
===================
あー
ここは大陸一と名高い大帝国「寿」通称「寿国」。
しょうじき大陸にも異民族が沢山いるし、同じくらい大きな国家が無いわけではないけれど、「寿国」の強みは色々あるが、特に有名なのは「鉄道」だ。
今の世の皇帝『仁瑜』が私財を投げうち国内に蜘蛛の巣のよう微細(みさい)に張り巡らせた線路と、その中継点である駅舎により、寿国の人々は千里の道のりを一晩かそこらで移動できてしまうのだ。
この「鉄道」の導入で「寿国」は人々の様々な行動を広げることになり、そして寿国の発展を助けている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そんな発展の立役者であり傑物の名高い『仁瑜帝』は、どうにも奇特なところがある
らしい。
鉄道を皇子時代に私財で国内に敷いてしまった所はもちろんだが、かの皇帝の奇特さの逸話(いつわ)として妻選びが上がる。
大陸の通例として、王は多くの妻を持ち、妻たちを後宮に住ませるのだが、妻たちにも序列(じょれつ)があり、序列の最高位である『皇后』には相応の家や地位を持つ娘が選ばれる事が多い。大臣や宰相、将軍の娘や、属国の皇女などだ。
だが『仁瑜帝』は、よりにもよって下級女官として雇われた農民上がりの洗濯娘を見いだし皇后と成したのだ。
そんな何の後ろ盾も持たない農民上がりの小娘だったが、彼女は曲者の集う後宮内でちゃくちゃくと地位を築き、後世の記録では『仁瑜帝』すら凌(しの)ぐ様々な偉業を成し遂げた女傑だった言われている。
天衣無縫、豪放磊落、雲中白鶴、桜花爛漫。さまざまな賛美の言葉の贈られた、かの皇后の名を「銀鈴」と言う。
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とかの初心者に優しい、おやくそくな冒頭が欲しい気がします。
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でもって、その上でやるなら「演目の切り口」を変えていけばイケると思います。
要はマクベスっすね。
マクベスはザマァ系3部作です。
①マクベスは中心として王に使えている
②遠征の途中か何かで出会った魔女の予言に乗って王位簒奪をする
③マクベス魔女の予言どおり復讐される
演目の主演ポジっぽい位置を【悪妃】にする事で①②で悪妃にヘイトを貯め、踊り子に憐れみと悲劇を演じてもらい、③で華麗にザマァ系で〆る
非業の踊り子役と新人女官を同じ俳優が演じてみせて、可憐な佳人役と豪快な新人役を【悪妃】役が憎しみを止められず叶わぬ願いに固執し破滅する怪演が求められるテクニカルな話にしてみては?
同じ場面を2、3回読ませることの是非についての返信の返信 (No: 11)
投稿日時:
>読むせんさん
コメントありがとうございます。ドラコンです。
こう言っては申し訳ないのですが、お出ましになるのは、もう遅いです。
質問冒頭でも書いたように、既に半分程度は書いています。構想段階は過ぎていて、大幅な変更は難しいですね。
質問の目的も、「不要な部分を削るか?」です。
早く書いてこのサイトに投稿したい半分、書きたい衝動が納まって、面倒に感じる気持ち半分です。
同じ場面を2、3回読ませることの是非についての返信の返信の返信 (No: 13)
投稿日時:
ですかー(´・ω・`)まあ作者の裁量で、鼻ずらを好き放題に引き回してもらって、予想もしない、とんでもない場所に引っ張ってもらうのも読者の楽しみ派です。
私的には投獄を山車にした銀鈴をめぐる陰謀は、二転三転するみたいですし、陰謀&真相を主題にしたいなら≪新人女官伝≫の演目が繰り返されるのは濃すぎるかも?となります。
同じ場面を2、3回読ませることの是非についての返信の返信の返信の返信 (No: 15)
投稿日時:
>読むせんさん
再度ありがとうございます。ドラコンです。
>≪新人女官伝≫の演目が繰り返されるのは濃すぎるかも?となります。
数え方にもよりますが、≪新人女官伝≫を3回もやることもないですね。
あまくささん宛の返信でも書いた通り、エピローグも、銀鈴への事件解決のご褒美での鉄道利用の温泉旅行を主にしますので。≪新人女官伝≫の上演場面は、不要ですね。
既にご覧になっているかもしれませんが、銀鈴と侍女2人が、牢屋に入れられた初日に≪新人女官伝≫を話題にしている場面は、軽く書いています。リンクを貼っておきます。
「作中で演劇が話題になる場合の、その演劇のあらすじの扱いは?」(このスレッドのNo.5の記事)
https://www.raitonoveru.jp/counsel/novels/thread/13104