模範解答に憧れないの返信
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模範解答に憧れない(元記事)
>なにが上手くいっていないかはなんとなーくわかるんですけど、逆にそれが魅力に感じるところもあって。
それをご自分の欠点だと思い込んでいるのが謎なんですよ。欠点のはず無いでしょ。
もちろん、世間ではつまらないと言われている作品をただ面白がっているだけで、上手くいっていない部分もあることに気がつきもしないとしたら、読者としてならそれでもいいけど、書き手としては少し問題はあるかもしれません。でも、上手くいっていないことがわかるなら大丈夫だし、むしろ書き手として理想に近い状態ですよ、それは。
実写版デビルマンの件は、繰り返しますけど責めているわけではなくて、
(再掲)
いや、別にそれがよろしくないと言っているわけではなく、そういう視点も持っていらっしゃるのだから、少なくとも作品を楽しむこと自体は書き手としてマイナスではないと思えるということです。
(再掲、終わり)
言いたかったのは、こちらの方です。他の方も仰っていますが、他人の作品を読んで面白さを見つけ出せるのは、書き手にとって必須とも言うべき資質です。それに比べて、半額オソーザイさんは批判的な視点も実は持ち合わせている(ここに自覚がないのかもしれません)と思われますので、それはむしろ理想的な才能だということです。
それと。
サタンさんへの返信を拝見して思ったのですが、半額オソーザイさんは「模範解答」ということに拘りすぎていらっしゃるのではないでしょうか?
ただそれは、ご自分が模範解答に沿った解釈をしたり行動したりすることが苦手だと感じていらっしゃるかならんですよね。
つまり、不器用ゆえに「模範解答」に憧れていらっしゃるのだと思われます。
しかしながら、他人の作品に接したときに、
1)模範解答的に評価する。
2)独自の視点から面白さを見つけ出す。
書き手にとってどちらが重要な資質かと問うならば、言うまでも無く2です。
1は会社の面接試験でも受けるときは多少有利かもしれませんが、書き手にとっては下手すると欠点です。(と言うか、会社だって優秀な面接官だったら「模範解答しか言えず、自分の考えを持たない学生」なんてすぐに見抜きますよ)
◎◎◎
エンタメ作品を作るためには、模範解答も重要ではあります。ただ、間違えてほしくないのは、
◎模範解答を知識として蓄積し、分析の俎上にのせ、読者のニーズを把握するために役立てる。
書き手のなすべきことはこれであって、自分が模範解答にどっぷりつかってしまってそれを疑いもしないようでは、デメリットの方が大きいです。
サタンさんへの返信からいくつか引用させてもらいますね。
>なんとでも考えてしまうぶん、ごく一般的な感性に従った模範解答ができない感じですね。
>作品を読んでいる中でもテーマはまるで見えてきません。というか見えすぎてしまって一つに絞れないので、一般的な作品を見る視点からズレてしまう感じですかね。
これらは書き手にとっては有利な資質で、むしろ推奨したいくらいです。逆に作品に接して模範解答しか浮かばない人は、固定観念で頭がガチガチになっているということですよ。
>というか見えすぎてしまって一つに絞れないので
そして、それが一般的な感性からはズレている気がするということですよね?
でもそれは、作品に接したときに他の人は気づかない「ダイヤの原石」をたくさん発見しているということでもあります。
* * *
これまでのスレを拝見した印象でも、半額オソーザイさんの一番の欠点は、自信のなさなんじゃないかと思います。作者としての有利な資質は、いたるところに見え隠れしている感じがします。しかし自信のなさゆえに、思考が萎縮してしまっているように見えます。
なので、もう少し自信をもって、やりたいようにやってみることをお勧めしたいです。
これは、励ましや慰めのためのリップサービスではありません。
模範解答に憧れないの返信
スレ主 半額オソーザイ 投稿日時: : 0
ありがとうございます。
SNSなど他の方の感想が否が応でも入ってくるこの時代だからこそ、ネガティブな意見が多い作品だとどうしても目にしちゃうんですよね……目にしたからには読んでしまって、「その人はこう感じているんだなー」程度にとどめる感じです。自分では気づけないですよ……!w
まぁこれはネット社会の功罪といいますか、批判的視点を外部から摂取するというかたちであるわけですね。自分自身から湧いてきたものじゃあないんです。それでも批判的視点を真っ向から否定して突っぱねる感じではないので、そのあたりはまだ良いほうなのかなと思ってはいますね。
あー……「模範解答」にはめちゃくちゃ拘ってしまっていますね。独自の視点も独特な感性も、良い悪いの模範解答が分かってこそ成立するものだと感じてしまっているので……。読者のニーズからズレたものを作っちゃったらどうしょう、という不安から湧いて出てきているものだと思います。いくら受賞作を読んでも、受賞作の展開と内容をコピーして出すわけにはいきませんし、自分なりに「へー、女主人公もアリだな。冒頭で出す情報量の目安はこれぐらいか」みたいに咀嚼します。そして自分の作品書くぞってなったときに「え、これアウト? これニーズに合ってる? 自分は合っていると思うけど、自分の感性は信じられない……! 模範解答ください、赤ペン先生!」って狼狽えだす奴です。
でも確かに「模範解答」に拘り過ぎている気質は、あまくささんやサタンさんに指摘されて実感することができました。今までの経験上、人と違う感性で得したことあまりないので、それで無意識的に「模範解答から外れたこと」を避けてしまっているのかもしれません……。
ただ、指摘のあったとおり、他の人では気づかない視点がオリジナリティ繋がると考えたら、そこまで悪いものではないかな……と自分の中では思えるようになってきました。
これまでのスレを拝見した印象でも、半額オソーザイさんの一番の欠点は、自信のなさなんじゃないかと思います。
⇒はい。えー、そうですね。今のところ自信が全くないです。多分ここは「根拠のない自信を持って増長しないように」と無意識にブレーキ踏んでいるのも大きそうです。
ただそれが作品制作に影響しちゃっているとなると、これは本当に致命的な欠点ですね。
このままだと中途半端な高さの崖から飛び降りただけの、微妙な思い切りが滲み出た作品しか書けないかもしれないので、「もっと高いところから飛び降りても大丈夫だろ!」と、清水の舞台から飛び降りるぐらいの精神が必要なのだなぁと感じました。
カテゴリー : その他 スレッド: 物語作品の「何が駄目なのか」が読者視点で分からない