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おごと温泉の返信の返信

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おごと温泉の返信(元記事)

ご指摘の点は、「何が起こっているかは、直接的に描くべきだ」ということだと思います。
おっしゃる通りです。出来事に重点を置く場合は。
しかし、出来事というのは他のことを描く場合に使われることもあります。

「彼は傍らの友達が真剣に語りかけている間、下を向いたまま靴紐の固い結び目に悪戦苦闘していた」

 事実だけを述べれば、

「彼は靴の紐を解くのに夢中で、傍らの友達の真剣な話を聞いていなかった」

この次のシーンで、彼に「え? 何?」と言わせるなら、前者の描写が適切だと思うのですが。

 短時間の殴り書きにあまりこだわる気はありませんが、あの場面で肝心なのは後ろで待っている客の苛立ちではなく、「隣の綺麗な女性への意識」になるんじゃないかと思います。
 私がひねくれているのかもしれませんが。
 「隣の綺麗なお姉さんが気になる」ことを描写するために、「気もそぞろで見つからない探し物」のせいで「後ろの客を怒らせてしまう」話のほうが私の好みです。
 「食えない下町のおっさん」を描くために、「狭い裏道を駆け抜ける」ことで「粗末な古自転車が金持ちのスポーツカー」を追い抜くのと、語り方の構造はそんなに変わらないと思うのですが。

おごと温泉の返信の返信

投稿者 あまくさ 投稿日時: : 0

その「隣の綺麗な女性への意識」と「後ろで待っている客の苛立ち」の描写の仕方が似ていたためまぎらわしくなっていて、「隣の綺麗な女性への意識」がかえって埋没している感じがありました。すなわち、描写の匙加減にきわめて重大な計算違いがあったのだと考えます。
「隣の綺麗な女性」は後半きわめて重要な役割をするのだから、前後の描写を含めてこの女性にピントを合わせ、最新の注意をそそいで文章を調整するべきです。
そのためにこそ、「気もそぞろで見つからない探し物」と「後ろの客を怒らせてしまう」の描写は端的で素っ気ない方がよいと私は感じたのですが、いかがでしょうか?

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 問題を早めに提示するのは当たり前のことではないか?

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