死神の返信
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死神(元記事)
企画はアーカイブがあるのでちょっと拝見してきました。呪い屋と死神でしょうか? 間違っていたらすみません。
少しだけ分かりにくいと私も思いました。呪い屋と死神の能力の関係が途中までぼかされていて、しかも死神の能力の方にも微妙なずれがあることが最後の方で明かされます。これだとよほど工夫しないと少なくともスッと頭に入らないかもせれません。
まったく分からなくはないんですね。むしろストーリーの大筋、仕掛けの意味、作者様が何をやりたかったのかなど、おおむね理解はできた気がします。
しかしですね。少しだけ分かりにくいというのがけっこうクセモノ。あれだと読者は読みながら時々立ち止まり、「ここはたぶん、こういうことなんだろうとは思うけど……」と訝しみながら先に進む感じになりそうです。このもやっとした感じが邪魔になって、理解はできても物語を楽しめないのです。
ま、あくまで私はそう感じたという話ではあるのですが、向こうで感想をつけていらっしゃった方たちの半数以上が分かりにくいと口をそろえていたことも一応参考にされることをお勧めします。
何も設定説明のための「まどろっこしい」長めの文章を入れることを推奨しているわけではありません。向こうの感想もそういうことを言っているわけではないように私には読めました。
会話やエピソードで伝えることも含め、情報の見せ方や手順をもう少し工夫した方がいい。せっかく文章そのものは読みやすく、アイデアやストーリーもよくできているのに分かりにくさの一点で損をしているのでは。
それが勿体ないというのが、大方の総意なのではないかなと思いました。
死神の返信
スレ主 兵藤晴佳 投稿日時: : 0
わざわざ作品の講評までいただき、恐縮です。
私がお叱りを受けたのは、もっと昔の企画作品でした。現在では時系列順に改稿されてしまっていますが、まどろっこしい展開になっています。
ご覧くださった作品については、「読者が読み取った情報の整理」を行う場面が必要だったと考えています。
そういえば、井上ひさし『紙屋町さくらホテル』でも、序盤の最後で特高の刑事が登場人物についての調査メモを読み上げていました。
基本的な5幕構成でいえば、「開示」「葛藤要因の提示」「葛藤」「対決」「終局」のうち、最初の3つで情報整理のシーンが必要となるというところなのでしょう。
ご指摘ありがとうございました。
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 問題を早めに提示するのは当たり前のことではないか?