『血とバラ』『ポーの一族』『夢の碑』
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小説+αを読んでも何も思わないの返信(元記事)
わさびさんの過去の質問も読み返してみました。私も何度か返信していて、だんだん思い出しました。
小説が書きたい。だけど書けないという相談をずっと繰り返しているんですね。あ、それは別にいいんですよ。
小説を読むことも苦手、マンガや映画を観るのも気が乗らないとのこと。でも、小説を書きたいという気持ちはあるんですね。
もしかしたら、そこに取っかかりが見つけられるかもしれないと思いました。
小説を書きたいという気持ちだけは長期間ずっと持続しているわけですから。
もう一つヒントかな? と思ったのは、
>特に映画そのものよりもあらすじやレビューを見たときのほうが面白そうに感じました。
これです。ということは、映画のあらすじを読んで、わさびさんなりに頭の中で無意識に何かを「再構成」したということではないでしょうか?
>その映画のレビューでは色んな感想がのっていました。
レビューを書き慣れている人って、他人に感心してもらえるような書き方を心得ているものなんですよ。そういう立派そうな感想が浮かばない自分がダメなんだと思い込んでしまっているのでは?
だけど、あらずじを読んで面白そうだと思ったということは、そんな偉そうなレビューとは別の、わさびさんなりの興味をもてたということなのではないでしょうか? そこに、わさびさんのオリジナリティの萌芽があるんじゃないかと思うんだけど。
わさびさんの中に何かしら「表現」したいものがずっとあって、だけどそれを形にする方法を見つけられないでいるんじゃないのかな?
映画を観て何も感じなかったのは、その映画で表現していたものが、わさびさんの求めているものとは違っていただけなんじゃないかと。
世間で名作だと言われている小説や映画、利口ぶったことをペラペラ喋るアンポンタンな人たち(私もそうか。汗)。そういうのに惑わされずに、素直に自分の好きなものを探してみるのもいいのかなと。
もうちょっと自分に自信をもった方がいいと思います。
『血とバラ』『ポーの一族』『夢の碑』
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 1
読むせんさんとのやりとりを拝見したら、ホラー+エロティックで、エロ(R-18)というより耽美という話がでていましたね。それと、『吸血鬼カーミラ』。
その系統なら、カーミラを翻案したロジェ・ヴァディム監督の『血とバラ』という映画が耽美・官能のきわみです。
それと、萩尾望都『ポーの一族』は読まれましたか? 最近、萩尾さんが続編を書いていますが、昔のやつがお勧めです。
あと、古い少女漫画なら、木原敏江『夢の碑』シリーズ。ポーの一族はわりと有名だと思いますが、夢の碑は今は知らない人が多いと思うのであげておきます。
読むせんさんがあげているアニメ『少女革命ウテナ』は、私もかなり好きな作品ですが、耽美は耽美ですがかなりエキセントリックでもあるので、好き嫌いが分かれそうです。
昔、『血とバラ』『ポーの一族』『夢の碑』に感化されて、そういう感じの小説がないか探したことがあるのですが、なかなか見つかりませんでした。
唯一近かったのが、坂口安吾『桜の森の満開の下』。昭和の純文学系なので勧められるかどうかわかりませんが、一応参考として。
この方向で上質の作品は、小説でもマンガでも映画でもきわめて少ないんです。わさびさんが求める表現に出会えないでいるのは、ひょっとするとそれが原因かもしれません。
カテゴリー : その他 スレッド: 小説+αを読んでも何も思わない