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ライトノベルでのターゲット層についての返信の返信の返信の返信の返信の返信

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ライトノベルでのターゲット層についての返信の返信の返信の返信の返信(元記事)

>>スレ主様の提言が、単にここの書き手が構想段階で10代・20代の需要のあり方を見誤っているようだから、そこを考え直したらどうか、というだけの話なら異論はないのですが。

>たぶん、スレ主はそれを言ってるんじゃないかなーとは薄々思ってたりします。
>でも、だったら「どういうあり方が良いか」を提案してほしいものですし、しかし購買層を基準に考えるのは商業的には正しいように見えて実は作家側の話をしていない。

そうなんですよね。我々があり方を見誤っているというなら、「どういうありかたが良いか」まで教えてくれないと結局何が言いたいのかよくわからないんです。

ラノベからライト文芸が分離したように、20代が増えればまたラノベから分離して新しいジャンルを作るだけなわけで、

いずれはそうなるのかもしれませんね。
ジョブナイルとラノベは別物だし、ラノベとライト文芸も別物ですから。ラノベの想定読者が時代からずれてきたというのが本当だとしても、「だから書き方を変えろ」と言われてもそう簡単にはできません。なぜなら物語には型があるからです。

想定読者の年齢を考える場合、よく指摘されるファクターに主人公の年齢があります。これは読者の年齢などという推計はできても目に見えない曖昧なことではなく、物語の具体的な一要素として明示されるから大きいと思います。
ラノベを書くなら主人公を10代に設定しろとよく言われてきました。理由はほぼ決まっていて「想定読者が10代だから」というのですが、私は必ずしもそれだけではないと考えてきました。
(№7)にも書きましたが、10代を主人公にした物語と20~30代を主人公にした物語はまったく別物になるんですね。特に現実社会を舞台にしてしまうと成人は社会に帰属しますから破天荒な行動がさせにくくなります。ファンタジーならそういう制約からかなり自由になりますが、思考がオッサンくさいだけでもラノベとしてはダメ。

もう一つ。
ハリウッドの脚本家ブレイク・スナイダーの著書に書かれていたのですが、ある映画会社の会議の席上で「同じだけど違うってやつがほしいんだよ」と言われたとか。これは顧客が慣れ親しんだ型をベースにした上で、どこか1点はっとさせるような斬新な要素をもってくれという意味に私は解釈しています。時代の先取りをしすぎると、顧客はついてこれないということかなと。
そう考えると、10代向けと定義されて進化してきたラノベの基本形は安易に壊さない方がいいんじゃないかとやはり思ってしまうんですね。それをベースにした上で、今のラノベ読者に受ける要素は何かということを考えて思いついたことがあれば付加していけば良いのではないかと考えます。
そういう思考のはてにどうしても従来の10代向けという枠組みには収まらないという結論に行きついたとしたら。そこからスタートするのなら、あるいは本当の意味で新たな展望が拓けてくるのかもしれません。

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投稿者 サタン 投稿日時: : 1

私の解釈不足かもしれないけど、たぶん誤解する人もいるかもなので補足を。

>10代を主人公にした物語と20~30代を主人公にした物語はまったく別物になるんですね。
これは例え大人の主人公でも破天荒な性格にすりゃいいだけで、またそれが不可能な環境でもやってしまえば良いだけなので、大人主人公でもラノベ向きの内容にすることはできる。
けど、そういう「設定で大人と言ってるだけの10代向けキャラ」の話ではなく、「成熟した成人男性」を指している。
これをラノベでやる場合は憧憬タイプの主人公以外に選択肢はなくて、ジュブナイル時代にはよく見た形だけど、現代の10代主人公の作品と比べると確かに別物になると思う。
――ほら、いまWebでは「元オッサン」とか「現オッサン」が主人公の話って割と流行だし、たぶん勘違いする人がいるかなと。
魔法科高校の劣等生」あたりから憧憬型の主人公が再評価されて、無双と相性がいいし、この手の憧憬型オッサン主人公は今は割と多い。
それらを指して「ラノベとしてダメ」と言ってるわけではない。

>ジョブナイルとラノベは別物だし
私は同じもののように書いてしまったけど、同じなら名前だけ変わるって事も意味がないですしね。
正確にはラノベがジュブナイルを内包してるからジュブナイルという言葉が消えた、というわけで。

>「同じだけど違うってやつがほしいんだよ」
すげえわかる。
要するに少年漫画は「ワンピース」や「ナルト」を持ってきてほしいんですよね。
でも、だからと言って、
>時代の先取りをしすぎると、顧客はついてこれない
「北斗の拳」全盛期の時代に「ワンピース」や「ナルト」を持っていったって、おそらくウケは悪い。
つまりは「同じだけど違うのがほしい」んですよね。
だからと言って流行作品の二番煎じって意味じゃなく、「明確に違うもの」なので、これは適切な言葉ではあるけど、実践は本当に難しい。
まあ、だから我々は四苦八苦してるわけですが。

私も現状ラノベは10代向けを基本に考えるのが妥当だと思います。
感覚的には「誰が読むか」なんてのはどうでもいいと思うけど、10代ベースに書けば自然と10代を見据えることになりますからね。そこにこだわる必要はないけど現状私の場合は自然とそうなる。

カテゴリー : その他 スレッド: ライトノベルでのターゲット層について

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