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ちなみにの返信の返信の返信(元記事)

 そうですねぇ、今回はやりたいネタが多くって、換骨奪胎部分は疎かだったかもしれません。
 一応プロットの制作で参考に作品は色々あるのですが……。

 >不躾かもしれませんが、なんでそんな人間になっちゃったのか聞いてみたかったり。
 >もちろん差し支えなかったらでかまいません。

 いえいえ差し支えないですよ。というか『隙を見せたな! 自分語りしてやる!』というぐらいの気分です。
 一般的には少し『重い』話も含まれますが、後述の理由により俺はそんなに気にしてないので『無理に聞き出した』とか思わないように。
 あと、小説家志望なので多少話を盛っている可能性があるかも知れません。あるつもりで聞いてください。

 さて、大野が居れば大野の父が居て、その父方の一族は世にも珍しい『遺伝性アスペルガー』(今は自閉症スペクトラムと言うんでしたっけ?/長いので『アスペ』と略しますが、蔑称じゃないっすよ)の一族でした。
 遺伝性なので俺、父、祖母と、後何故か祖父もまたアスペ傾向の強い人間でした。

 父が居れば母も居る訳で、大野母と言えばちょっとチートじみたコミュ力を持っている物の、いたって普通の女性でした。
 自分の世界に集中しやすいゆえに一種の天才性を持っていた父と、並外れたコミュ力のせいで『共感は出来ないけど大抵の事は理解できる』母と。まあ何があったのかは知りませんが、二人は結ばれました。

 少し話は変わって、うちの一家が持っているアスペの話をします。アスペルガー症候群というのは結構個人差がある物ですが、うちのは遺伝性なので『一族全体として○○寄り』という事が存在しました。

 具体的に言えば、『人の話を聞くことを苦痛に感じる』上に『自分の話を人に最後まで聞いてほしい』という欲求が強く、しかも『自分の世界に入り込みやすい』というのがうちの一族に共通する性質でした。
 要は、『自分の思い込みで行動する上に人の話を聞かず、そのくせ色々と語りたがる』という厄介オジサンみたいな連中が、沢山いたわけです。しかも、そういう『性質』の人間なので本能レベルでそういう動きをするわけです。
 社会に不適合なイキモノだったのです。ハッキリ言えば。

 さて、話を俺と父と母の話に戻します。
 父と母が離婚したのは、俺が三歳の時でした。
 うちの父は『ある程度よりたくさんの人間関係を維持することが出来ない/ストレスになる』タチでした。『会社の人』『母』『実家』という3つのグループの時点でキャパ限界を迎えていた父は、そこに加わった『幼い子供』に耐え切れなかったんだと思います。
 母にも黙って無断欠勤するようになって三か月、『明日自殺するんじゃないか』という様相を呈し始め、そうでなくても飢え死にしそうな食欲減退を示した父を心療内科に連れて行った母は、そこでようやく父のアスペルガー症状を知りました。
 
 そっから先の話は、略しますが。『このままでは父が死ぬし、結果として自分も息子も飢え死にしかねない』と悟った母は父と離婚を決意。時折父の世話をしつつも、出来るだけ彼が『人と関わらずに生きていける』ように努力していました。
 当時、精神疾患という事への理解レベルはかなり個人差があり、母方の一族からは『何故離婚したのか信じられない』という目で見られつつも俺を育て、シングルマザーとして働くことになりました。

 ただ、冒頭で言ったように父のアスペは遺伝性でした。よりハッキリ言えば、俺は5歳くらいからアスペルガー傾向の言動を示し始めていたようです。まあ、母が何を思ったか知りませんが。
 一応、『別に研究職などについて、人と関わらず生きてもいい』とは言っていました。が、何せ母方の一族が精神疾患に無理解だったので、何とかならないか、後ついでにアスペ傾向の強い父とどう接していいかを伝えるために、『分かりやすい話をする』とか『人の話をよく聞く』事に関して、かなりの英才教育を受けました。

 そこから先は、また略すんですが。
 今でも俺の感性の基礎はアスペルガーよりの、『自分の世界に入り込みたい』し『あまり人の話は聞きたくない』し『人には一杯話を来てほしい』タチです。
 ただ、『それじゃあダメだよね』という事は20年近い母の教育で学びました。同時に、他人に迷惑を掛けない程度に自制する方法も。
 
 また、父は相変わらずなので、『アスペルガー傾向の強い人とどう接するか』も学びました。
 彼らの場合、他人に『自分の世界』を理解してもらいたいだけなので、長話になった場合『相手の結論を先回りする』事で、アスペ特有のクッソ長い語りをキャンセルできるわけです。
 結論を先回りできない場合? このスレッドの長尺っぷりを見てください。

 そして最後に、母譲りの『相手の話を冷静に聞く力』をこじらせた結果、『基本的に、自分自身含めて「他人事として」処理した後に、出来るだけ冷静に判断する』という、人によっては冷たくも見える正確に育ちました。
 ちなみに、『出来るだけ冷静に』っていう部分に、かなり父の血が出てますね。基本的には『冷静じゃない』ので、冷静さを保つ努力をしております。

 まとめです。
 まず第一に、俺は『他人に迷惑を掛けない程度にアスペを抑える』ために、『分かりやすく喋る』『喋る内容を纏める』事を(普段は)強く意識しています。今回は長話ですね。すみません。
 そのため、『簡潔で分かりやすい設定説明』をするようになりました。

 次に、『(血縁の)アスペ対策として、相手の話の結論を先回りする』癖があるので、『突然こんな事を言われたらどう思うだろう』という事を結構いつも考えています。
 その挙句、『込み入った設定の作品を読ませるために、込み入った設定を分かりやすく紹介する・例示する』癖が有ります。有体に結果だけ言えば、『面倒くさい設定が作品の根幹に沢山存在するせいで、概略がとても難しい』という所でしょうか。

 最後に、基本『他人事』かつ『冷静であろう』としているので、『相手がどこまで理解しているか』という部分に関して、かなり正確に察せるようになり、出来ない場合は簡潔に『どこが理解できないのか』探るようになりました。
 「相手側の専門知識にあわせた理解」をしようとした結果として、かなりピンポイントに『相手が知らない事だけ説明する』とか『説明内容をまとめすぎる』癖が文章に出てしまっているんでしょう。

 まあ、こんな所でしょうか。
 長文失敬。
 
 最後にもう一度書きますが、俺にとって言うと『父や母』というのはアスペ的感性として『他人』なのです。
 そういう訳で、離婚だのなんだのと言う話についても、そこまで『辛い話』ではないのでお気になさらず。

ちなみにの返信の返信の返信の返信

投稿者 読むせん 投稿日時: : 0

( ゚Д゚)おわー・・・・
なんか理解できない話になったし、ロムらせていただこう。とみていたら凄まじい話題が・・・・。
フェイクこみこみだと思いますし、的外れかもですが

「良い親御さんに育てられましたね~」  と言いたい。

「価値観の擦り合わせ」って、きほんクソ面倒だけれど、舐めてかかってサボると地獄を見る行為なんですよね。
で、アスペルガーはだいたい「価値観の擦り合わせ」目的の雑談とかをサボったり、酷い人だと「同じ言語使ってんのに、必要ないじゃん。そんなの時間の無駄!!」とか切り捨ててしまう傾向が強い気がします。

雑談しとかないと、価値観のズレを埋めるための共有ツールが分からなかったり、分からない事が分からなかったり
するんですよね。

そこを家族が教えてくれるの凄いですね。ヤバい家族だと、わざと与える情報を絞って我が子を傀儡にしたがるんですよ~。アスペルガーって基本、疑わないで鵜呑みにするから、洗脳かんたん。

カテゴリー : ストーリー スレッド: カタルシスの分散

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