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異世界の食文化について(改)の返信の返信

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異世界の食文化について(改)の返信(元記事)

皆さん、引き続きのご意見ありがとうございます。

なぜ、この様な質問をしたか、ちょっと理由を明かしたいと思います。

私が考えている異世界スローライフもので、主人公は異世界へ転生するにあたり、1つだけ願いを叶えてもらいます。それは、

「どんな物でも作れる能力」

なのですが、制約がいくつかあります。

①無から有を作る事の禁止(何も無い所から物体を作り出してはいけない)。
②生命(生き物)の創造の禁止(生命を創造出来るのは神だけ)。
③物体の作成には、別の物体を用意してそれを変化させる必要がある。その際にはSP(スキルポイント)を消費し、消費するSP以上の物は作れない。

つまり、実際には錬金術みたいな事をする能力です。
それともう一つ。

転生する時に、転生先の世界の言語を理解出来る、「翻訳能力」をもらいます。これで、普通に会話が出来たり読み書きが可能になります。

まあ、ここまではありきたりですね。別に珍しくも無いテンプレ能力です。

主人公は、転生した先で国を発展させる為に、特産品を作って国興しを考えます。それが「さつま芋を使った焼き芋」と「ハンバーグ」な訳です。

どちらも、現代の日本では特に珍しくもない食べ物で、主人公は手軽でおいしいこの2つを特産品にしようと考えます。読み手にとっても身近で、特に考える事も無い様な設定だと思います。
なお、転生先の世界は中世ヨーロッパ(15世紀頃)の文化レベルをベースにしています。
※ただ、「大野知人」さんのご意見を取り入れて、食生活だけは実際の世界よりも少しマシにしようと思います(パンが普通に食卓に並んだり、高価ではあるが、砂糖や香辛料が(それなりに)庶民の口にも入る程度)。

言うなれば、じゃがいもはあるけどさつま芋は無くて、ソーセージはあるけどハンバーグは(まだ)無い世界です。
また、ジャムやバターやチーズはあるけど、マーガリンは存在しません(出す必要も無いですけどね)。

主人公が転移した国は、農業と牧畜が発達していて、さつま芋の栽培とハンバーグを作るのに、何の問題もありません。

また、矛盾を出来るだけ防ぐ為に、さつま芋は生命(生き物)ではなく食べ物とする事で、②生命の創造の禁止の抜け道を突いています。
主人公は、作成したさつま芋から苗を作ったり、種芋にして最初の栽培をして増やします。

まあ、私がハンバーグにこだわる理由は、そういう事です。

そして、焼き芋やハンバーグ以外の食べ物も出すつもりなので、この質問をさせて頂いたという訳です。

主人公の知識の持ち込みで食べ物を作るという点で、「ドラコン」さんと「あまくさ」さんの意見は、特に参考になりました。

私の作品におけるこだわりとして、「登場させる食べ物に違和感が無く、なおかつその世界でも作る事が出来なければならない」という事があります。

例えるなら、「ハンブルクが無い世界にハンバーグという名前の料理があるのは不自然か。」という問題を、いかに解決するかと言うのも、その一つだった訳です。

皆さんのお話は、本当に参考になります。重ねて御礼を言わさせて頂きます。

何かまだご意見などあれば、引き続きよろしくお願いします。

異世界の食文化について(改)の返信の返信

投稿者 ドラコン 投稿日時: : 0

  こんばんは、ドラコンです。
 
 >私が考えている異世界スローライフもので、主人公は異世界へ転生するにあたり、1つだけ願いを叶えてもらいます。

 >例えるなら、「ハンブルクが無い世界にハンバーグという名前の料理があるのは不自然か。」という問題を、いかに解決するかと言うのも、その一つだった訳です。

 迷える狼さんは、第一研究室の「世界観に合わない描写をしてはならない」とのタブーに引きずられていませんか。
 
 https://www.raitonoveru.jp/howto1/tabuu/04.html
 
 確かに、同研究室の記事「世界観に合わない描写をしてはならない」の中に、

「その世界に存在しないモノを描写に利用するのは御法度なのです」

 と朱書きされています。ですが、主人公がハンバーグが存在する世界からの転生者であれば、その世界に【「ハンバーグ」は存在】します。
 
 前景記事にはこうあります。
「ジェット戦闘機って何? 潜水服って何? と、ここでも違和感を感じませんか?
 ドラゴンや人魚という幻想種族の名と一緒に使われていると、その悪しき効果は倍増です。
 その世界にジェット戦闘機や潜水服といったものが存在していれば問題ないですが、そうでないなら、このような描写をしてはいけません」

 お読みになれば、お分かりの通り、「ジェット戦闘機」「潜水服」がない世界で、「ジェット戦闘機」「潜水服」との語は使ってはいけません。ですが、「ジェット戦闘機」「潜水服」がある世界から来た登場人物が、これらの語を使うこと自体に、何の問題があるでしょうか。それで雰囲気がぶち壊しになることはありません。もちろん、他の登場人物には通じないでしょう。

 それに、この記事は「異世界移転・転生モノではない、正統派ファンタジー作品を前提」にしている感じがします。

 異世界転生モノであれば、転生前の知識・技術を異世界で生かすことは、大きな魅力の一つです。ですので、ハンバーグを知る主人公が「ハンバーグ」と呼んでも、全く違和感はありません。

 ただ、異世界人には、実際に食べさせることも含めて、「ハンバーグがいかなる料理であるか」を、きちんと説明する必要があります。そうでなければ、通じません。

『現実主義勇者の王国再建記』10巻では、主人公が軍部隊の隊長相手に、三国志ネタを連発しますが、「通じなくて不便だ」とぼやいていました。当然です。
  
 それでもこの問題が気になるのでしょうか。ですが、実は解決は簡単でしょう。

 あくまでも一案です。先に回答された手塚満さんのご回答とも重なります。ハンバーグの作り方を細かく書いておきさえすれば、ハンバーグを知る人(読者)は、「『ハンバーグ』と書いてなくとも、『ハンバーグ』」と認識できます。

 後述する北京ダックならともかく、ハンバーグなら多くの人が食べたことがあります。料理をしない人でも、大体の作り方は想像がつくでしょう。

 既に取り上げましたが、古代中華風架空世界が舞台の『薬屋のひとりごと』9巻、1790年代の北京が舞台の『親王殿下のパティシエール』4巻では、主人公が北京ダックを食べる場面が出てきます。

『薬屋のひとりごと』では「北京」がない世界なので「家鴨の丸焼き」、『親王殿下のパティシエール』では「北京ダック」と呼ばれる前だったのか「炙鴨子(ジーヤーツ)」でした。

 ただし、両作とも北京ダックの食べ方の特徴である、丸焼きにしたアヒルの肉をネギと一緒に薄餅に巻いて食べることは書かれています。

 北京ダックの食べ方を知っていれば、「北京ダック」と書いていなくても、分かりますね。ただ、肝心の北京ダックがどんな料理かを知らぬと、分かりづらいでしょうが。

 参考・Wikipedia「北京ダック」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E4%BA%AC%E3%83%80%E3%83%83%E3%82%AF

 また、あまくささんや、手塚満さんがおっしゃっているように、「ハンバーグに作中独自の別の名前を付ける」のも良いでしょう。ですが、その場合、読みにくくならないか? とも感じます。
 
 作中の人名・地名が覚えづらく、たびたび登場人物一覧や地図を見ないといけないのは、ストレスです。それらすらないとなると、なおさらでしょう。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 異世界の食文化について(改)

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